●宮沢昭 / 木曽
●宮沢昭 / いわな
●Peter Brötzmann/Marino Pliakas/Michael Wertmüller / Full Blast
●高柳昌幸クインテット / Flower Girl
●福村博クインテット / Morning Flight
●山下洋輔トリオ / キアズマ
●菊地雅章セクステット / ヘアピン・サーカス
●鈴木勲トリオ/カルテット / Blow Up
●松本英彦 / 松本英彦のモダン・ジャズ
●Mccoy Tyner / Extensions
●日野皓正クインテット / LIVE!
●宮本直介セクステット / STEP!
●The Descentants of Mike & Phoebe / A Spirit Speaks
●Billy Harper / Capra Black
●明田川荘之 / 黒いオルフェ
●富樫雅彦カルテット / We Now Create
●Burial / Burial
●Nightmares On Wax / In A Space Outta Sound
●安藤裕子 / サリー
●安藤裕子 / Middle Tempo Magic『銀界』に触発され、ジャズ、特に日本のジャズを買い漁る羽目に陥る。まだろくに聴いていない中、一聴耳を離せず最後まで聴き入ったのは、ピーター・ブロッツマン、宮沢昭、高柳昌幸の3枚であった。前者2枚の凄さは言うまでもないだろう。60年代と00年代の違いはあれど、どちらもとんでもない。宮沢昭については、
かなしいうわささんの言葉をリンクしておこう。ブロッツマンについては、↓な感じ。とにかくいいなー。だんだん好みのフリージャズがわかってきた気がする。
ブレッツマン(1941年ドイツのレムシャイト生まれ)を中心としたイキのいい精鋭トリオのライヴ・アルバム。ケルン録音。elb&dsの、驚異的にすばしっこく小回りを利かせた縦横無尽のゲリラ的パルス・リズム攻勢が奏効して、フリー・ロック風のパンキッシュ・ムードも鮮烈に醸成される中、熱血スピリチュアリティ全開のスカッとした情動型インプロ・アクション大会が、ひたすらキレよく輪郭明瞭に展開されるフレッシュな昂揚内容である。ビート形式や速度等に次々と多様な変化~緩急起伏がつけられながら、タフ&エモーショナルな突撃推進力抜群の疾走的行き方が続き、基本的には武闘派筋の野蛮な「パワー・ミュージック」理念が貫かれるものの、ブレッツマンの、場面場面で巧みに楽器を持ち替えて肝の色彩を変移させ、また、これでもかの大爆発絶叫ワザの他、脱力調子の軽妙なリズミカル・グルーヴ節や哀愁のバラード風、といった文体の転回も見せて、適宜メリハリの利いたドラマティックな流れを形作ってゆく、辺りの「ストーリーテラー」ぶりが際立ち、音空間には何とも瑞々しい鮮度がキープされている。elb者のギターっぽい獰猛なノイジー・アクションや、ds者のシャープな激震的衝撃力に満ちた予断ならぬ爆雷速攻技、もインパクト充分。痛快作。
CATFISH RECORDS
高柳のはどんなもんかわからんままに買ったら、いきなりボサノバギターから始める衝撃。何とラウンジーな音楽よ。どれも本当にすごい。他のも聴きこもう。
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