コニー・ウィリス『航路』(ソニー・マガジンズ、2002年)

臨死体験がテーマのSF小説。面白かった。『犬は勘定に入れません』を買ってしまったほど。でも、訳者が大絶賛してるほどの衝撃も感動も受けなかった。SFってほとんど読んだことないので、ちょっと興味沸いた。
有川浩『図書館戦争』(メディアワークス、2006年)
とにかく会話文が寒い小説だったけど、『華氏451』的な、本をめぐる政府の管理・支配と、それに立ち向かう図書館職員、というのは面白い。でも会話が考えられないものばかり。
池上永一『シャングリ・ラ』(角川書店、2005年)
途中までは、めっぽう面白くて物語に引き込まれまくった。ゲーム的、アニメ的なSF世界はまったく馴染みがなく、いまいちわからないが、めまぐるしい展開にハマる。温暖化がもたらす階級社会=即いのちの格差につながる社会。ただ、後半の少年漫画的な展開&右翼的な展開には少々呆れた。
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